2019/03/06
斉藤静江さん
■作者より
陶芸作品は自分で形を作っても最後は炎の力に委ねなければ完成しません。
窯から出てきた動物達は皆、予想外の仕上がりで、「初めまして」と思わず挨拶をしてしまいます。その瞬間が楽しくて又、作ってしまうのです。
■ikuのひとこと
このところアトリエに動物が多い!そうです、斉藤さんがまた作りました!
始めはごく普通に、花入れです、とか、皿、鉢、カップを作っていましたよね。あれはいつのことでしたっけ・・・
今回、メンバー紹介のページを立ち上げるに当たり、これらの動物たちに先陣を切ってもらうことに致します。
ボディーはほとんどが信楽です。
手びねりの面白さはまさにここにあると言えるでしょう。でもかなりの技術が必要で、本物に負けない面白さを出すには、独自のデフォルメも大切です。腕をつけてはあれこれいじり、目を入れては凄みを利かせ、だんだんとひとつの動物が立ち上がってきます。
斉藤さんの思う、カワイイ動物たちをどうぞご覧ください。
下絵具と釉薬の三重がけでまだらな雰囲気を作り、カメレオンの誕生です。顔がリアルすぎて怖い!
作品詳細
・H19cm×D19cm×W44cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・黒化粧・下絵付
・透明釉・緑釉・コバルト釉
・酸化焼成 1240℃
作品詳細
・H43cm×D23cm×W31cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・黒化粧・下絵付
・油滴天目釉・乳白釉・火色釉
・酸化焼成 1240℃
ジャーン!イワトビペンギンできました!
眼光鋭く、かなりの存在感です。
作品詳細
・H46cm×D25cm×W32cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・下絵付
・透明釉・黄瀬戸釉
・酸化焼成 1240℃
フクロウの完成です。
どーんな家なんでしょうか?郵便ポストにするのだそーです。
配達の人も驚きますよね!
2019/03/06
清川 隆さん
■作者より
全て手びねりによる作品です。以前は日常生活で使えるものを求めて作っていたのですが、最近は「どういう形が出来上がると面白いか」がテーマになっていて、オブジェっぽい作品が増えています。
■ikuのひとこと
お待たせしました!
第2弾は、このところオブジェ系作品路線を快走中の清川隆さんです。
オブジェと一言で言っても、作るとなると、これがなかなかに技術がいります。かなりの構想の下に作り始めるわけですが、実際に作り始めてみると、あれ!バランスが…角度が…これからどうするか…となったりして、作品が誕生するまでには結構色々あったりします。
出来上がってみないと、どうなるのかわからないといった所でしょうか。そして、だんだんと不思議な形が立ち上がってくるわけですが、その過程は面白さにあふれていて(もちろん悩みにも)、作る楽しさはここにあると言えるかと思います。
良い感性と、確かな技術と、粘り強い作業から生まれた、最近の清川さんの作品群をご紹介いたします。
★ 2007年 陶芸財団展(国立新美術館)
入選(初出品) <あかり>シリーズ 作品Ⅲ
作品詳細
・H57cm×W28cm×D28cm
・古信楽土(荒目)
・ひもつくり
・古代呉須による下絵付
・透明釉
・酸化焼成 1240℃
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