2021/08/23
アトリエいく陶工房ではスタッフを募集いたしております。
制作・運営に伴う様々な事柄をご担当頂き、自由で明るい創造的環境を皆様にご提供できますよう、
ご一緒に進んでいただきたく存じます。ご応募、お待ちいたしております。
◆スタッフ・・・作品制作を現在もなさっていらっしゃる方
講師、窯たき、釉薬作り、粘土管理等、陶芸に関する事柄全般
◆アシスタント・・・陶芸をなさったことがある方
陶芸に関する事柄全般、雑用等
今回は各一名の募集となっております。週、2~3日、お力をお貸しください。
なお、スタッフ・アシスタントの方は、クラスのない曜日に、アトリエで自由にご自身の制作をしていただけます。
スタジオとしてお使いください。
<応募方法>
履歴書(履歴書をご記入の上、当教室までご郵送ください)
■履歴書フォーマット(Word版)(PDF版)
※履歴書は市販の物をご利用いただいても大丈夫です。
面接(お電話で日程のご相談をいたします)
詳細は面接時にお話いたしたく存じます。
2020/05/29
本日、5月29日、東京都は新型コロナウイルスに伴う休業要請を
ロードマップ・ステップ2へ移行すると決定いたしました。
6月1日からの実施となります。
これを受け、当アトリエは、6月1日より、教室を再開いたします。
正しく情報をキャッチし、必要な対策を取りつつ制作環境を整えてまいる所存です。
皆様、お待たせいたしました!
2020/05/05
5月5日、東京都は新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言の延長(5月末まで)を発表致しました。
これを受け、たいへん遺憾ではございますが、引き続きアトリエをオールークロズとさせて頂きます。
自粛が解除され、早期に制作の日々へと戻れますことを祈念致しております。
2020/04/07
今般の国の緊急事態宣言を受け、2020年4月7日より5月6日(暫定)まで、アトリエをオールクローズとさせて頂きます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
皆様、くれぐれもご注意の上、どうかお健やかにいらして下さいませ。
2019/05/23
【技法】磨く
成形後に表面を磨くと、キメの整った質感で金属を思わせるような感じに焼き上がります。
この作品は、スプーンで磨いた後、更にスーパーのシャカシャカ袋で磨きました。
写真は乾燥が進んでから撮影しましたので、少しつやが落ち着いてきていますが、
磨きたては完璧なピッカピカでした。
(火・昼クラス:い)
【テストピース】墨弾き(すみはじき)
墨弾きは、墨を用いて白抜きの文様を描く技法で、墨に含まれる膠が呉須を弾く性質を利用しています。ラテックスよりも細かい細工が可能ですし、カッターなどで呉須を削るとより柔らかい印象にできます。
ただ、墨が釉薬も弾いてしまう場合があり、下絵付けの後で再度素焼して墨を焼き抜くことが多いようです。
呉須は、左上が古代呉須で左下が青呉須です。各テストピースは、二種類の透明釉(G208,透明釉)が左右に掛け分けてあります。
古代呉須のテストピースは、やはり右の透明釉は少し墨に弾かれているようですが、左の透明釉は比較的うまくのっています。青呉須のテストピースの方は両透明釉とも弾かれています。
テストピースは松の葉が描かれています。
(火・昼クラス:わ)
【テストピース】色土
半磁器土で色土のテストピースを作りました。
半磁器土に半磁器用下絵具を調合して入れています。
左の箸置きのテストピースは、カラフルなマーブルです。
右のペパーミントグリーンのテストピースは、トルコ青とプラセオ黄を配分を変えて調合しました。
(土・朝クラス:は)
【道具】トンボの作り方
トンボって買うと高いですよね。
手作りするとき、トンボの穴はピンバイスで開けるのがお勧めです。
力を入れなくても楽々穴が開きます。
ピンバイスは手動のドリルみたいなもので、100均で色々なサイズを売っています。
同じく100均の竹ひごが3mmなので、3mmピンバイスで穴をあけ、やすりでバリ取りするとちょうどスムースに通ります。
芯にしているのは割りばしです。
トンボ、みなさん手作りされていると思いますが、穴は何で開けていますか?
(金・夜クラス:は)
【道具】切り糸
切り糸も、色々の長さ、太さのものを持っているといいですよね。
教室標準の手作り切り糸は、持ち手が布でとっても手になじんで使いやすいです。
でも洗ってすぐに道具箱にしまうと乾きにくいので、木のバージョンも作ってみました。
木はアイスのバーです。
糸を結んだ部分は、手元にあった電材の熱圧縮チューブでくるんでみました。
まあまあですが、やはりかしめる部品は教室標準のものがいいかもしれません。
先生、あれって釣具屋さんで入手するのですか?
切り糸は、いくつお持ちですか?
(金・夜クラス:は)
【作品】縁が不揃いな小鉢
ふせ型の粘土に教室の外の小石で、石の模様を押しました。
粘土をふせる時にガーゼをはさむと模様がでにくいですし、片栗粉をはたくと模様に詰まってしまいそうですので、素焼しました。
素焼すると洗えますし、片栗粉をしなくてもくっつきません。
粘土は少しお椀状にしてから型にのせ、叩いて伸ばします。
叩くと締まりますし、すぐに外しても支えの粘土がなくても歪みません。
先日、この小鉢を乾燥させていたら、興味を持っていただいたので、ネタを公開させていただきました。
(金・夜クラス:は)
【作品】陶仏
これは、古万古の赤土で作り、焼締にしました。
粘土の厚さが2cmまでなら中を空洞にしなくても大丈夫ということでしたので、空洞にしていません。
芯には、最初は新聞紙を固くして入れていたのですが、新聞紙が湿ってブカブカしてきてしまったので、芯なしで作り直しました。
高温で飾りや手が下がってしまう恐れがあるとのことで、低温の土鍋用の窯で焼きました。
釉薬で顔の表情がかわってしまうといけないので、焼締です。
はじめての仏像です。
(金・夜クラス:は)
2019/03/06
2019/03/06
2019/03/06
斉藤静江さん
■作者より
陶芸作品は自分で形を作っても最後は炎の力に委ねなければ完成しません。
窯から出てきた動物達は皆、予想外の仕上がりで、「初めまして」と思わず挨拶をしてしまいます。その瞬間が楽しくて又、作ってしまうのです。
■ikuのひとこと
このところアトリエに動物が多い!そうです、斉藤さんがまた作りました!
始めはごく普通に、花入れです、とか、皿、鉢、カップを作っていましたよね。あれはいつのことでしたっけ・・・
今回、メンバー紹介のページを立ち上げるに当たり、これらの動物たちに先陣を切ってもらうことに致します。
ボディーはほとんどが信楽です。
手びねりの面白さはまさにここにあると言えるでしょう。でもかなりの技術が必要で、本物に負けない面白さを出すには、独自のデフォルメも大切です。腕をつけてはあれこれいじり、目を入れては凄みを利かせ、だんだんとひとつの動物が立ち上がってきます。
斉藤さんの思う、カワイイ動物たちをどうぞご覧ください。
下絵具と釉薬の三重がけでまだらな雰囲気を作り、カメレオンの誕生です。顔がリアルすぎて怖い!
作品詳細
・H19cm×D19cm×W44cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・黒化粧・下絵付
・透明釉・緑釉・コバルト釉
・酸化焼成 1240℃
作品詳細
・H43cm×D23cm×W31cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・黒化粧・下絵付
・油滴天目釉・乳白釉・火色釉
・酸化焼成 1240℃
ジャーン!イワトビペンギンできました!
眼光鋭く、かなりの存在感です。
作品詳細
・H46cm×D25cm×W32cm
・信楽並コシ・ひもつくり
・下絵付
・透明釉・黄瀬戸釉
・酸化焼成 1240℃
フクロウの完成です。
どーんな家なんでしょうか?郵便ポストにするのだそーです。
配達の人も驚きますよね!
2019/03/06
清川 隆さん
■作者より
全て手びねりによる作品です。以前は日常生活で使えるものを求めて作っていたのですが、最近は「どういう形が出来上がると面白いか」がテーマになっていて、オブジェっぽい作品が増えています。
■ikuのひとこと
お待たせしました!
第2弾は、このところオブジェ系作品路線を快走中の清川隆さんです。
オブジェと一言で言っても、作るとなると、これがなかなかに技術がいります。かなりの構想の下に作り始めるわけですが、実際に作り始めてみると、あれ!バランスが…角度が…これからどうするか…となったりして、作品が誕生するまでには結構色々あったりします。
出来上がってみないと、どうなるのかわからないといった所でしょうか。そして、だんだんと不思議な形が立ち上がってくるわけですが、その過程は面白さにあふれていて(もちろん悩みにも)、作る楽しさはここにあると言えるかと思います。
良い感性と、確かな技術と、粘り強い作業から生まれた、最近の清川さんの作品群をご紹介いたします。
★ 2007年 陶芸財団展(国立新美術館)
入選(初出品) <あかり>シリーズ 作品Ⅲ
作品詳細
・H57cm×W28cm×D28cm
・古信楽土(荒目)
・ひもつくり
・古代呉須による下絵付
・透明釉
・酸化焼成 1240℃
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